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2024 Wrap-up / 2024年のまとめ

あけましておめでとうございます。

もう既に2025年になってしまっているのですが、自分の中で毎年恒例になっている年末の備忘録をなんとか残さねば、という気持ちです。

 

とはいえ、今年は年間BESTという体をとることも烏滸がましいほど、あまり新譜を聞けておらず…。

個人的な2024年の振り返りに添えるような感じで、今年よく聞いたり、思い出深かったりする音楽を挙げていけたらと思います。

生活

今年は大きな変化が色々あった年でした。

短期間でしたがフリーランスとして生活してみたり、しかし色々足りていないと思い直し再度就職したり、それはそれとして本職以外も続けたり。その間、もろもろの理由で2回引っ越したりもしました。

2回目の引っ越しは年末も年末で、それがようやく一段落したので、25年はまた新しい生活が始まる。そんな感じです。

 

上がったり下がったり、右折したり左折したりの生活を伴走してくれた新譜を下に貼ります。

Daudi Matsiko  -  The King of Misery

 

SSW系に時々入るシンセが憎い。しっとりと、寝転がりながら何度も聴いた。

toe  -  NOW I SEE THE LIGHT

 

ずっと好きバンドの新譜。生きている範囲で作る、という気概を感じる。

Godspeed You! Black Emperor  -  "NO TITLE AS OF FEBRUARY 2024 28,340 DEAD"

 

作品としての強度はもちろん、表現で何かの態度を表明するということに於いて、自分も考え続けないと。

Masaya Ozaki  -  Mizukara

 

自然な形でものを作るということを、やはり大事にしたいなと思いながら聞いていた。

Mount Eerie  -  Night Palace

 

公開することを前提として、個人的な日記としての作品を作る、ということ。とても参考にしたい。

Hildegard  -  Jour 1596

 

こちらは単純に聴いていて楽しいという作品。何かのたびに繰り返し聴いた。

Supersport!  -  allt sem hefur gerst

 

こちらも耳に良い。彼らなりにとても真っ直ぐ。

Knocked Loose  -  You Won't Go Before You're Supposed To

 

もし順位をつけるとすれば、個人的な衝撃や思い入れはダントツ1番だった。

ともすれば「ヘビーさ」を競うゲームになりがちなジャンルに於いて、ちゃんと芯のあるヘビーで、しかも強度のある作品。

音楽

音楽も生活なんですが、なんとなく別個に。

ちょっとずつ色々なところでライブをさせていただけるようになり、そこで繋がりが出来たり、そういう広がりのある年でした。

なんとなく、ライブハウスやシーンに(不要で一方的な)疎外感を抱いたりしてしまうのですが、行ってしまえばどこでも暖かく迎えていただけて、大変感謝です。

 

観客としては、久しぶりに超好きなバンドが来日したり、友達が来日したり、不思議な1年だったような気がします。

 

来年も活動を続けていきたいし、なんならバンドセットも挑戦したい。言うは無料なので。

雪国  -  pothos

 

日本での初ライブで対バン、それからリリパに呼んでいただいたり。DIYでしっかりと作品を作り、ここまで活動するの、とても素晴らしい。

吉村晶  -  ネテイル

 

こちらも対バンでお世話になりました。音源だけじゃなく、ライブもシンプルで良い。勝手に日本のSleaford Modsと思っている。

Tamuraryo  -  Your Story

 

音源はバンドだけど、弾き語りライブverも素晴らしい。来年も新譜がありそうで楽しみ。

watashi_soimeme  -  白a .

 

細かく作り込んでいく作曲、参考にしたい。インスタレーション的なセットを組んでのライブが最高だった。

MC Miyasnoi  -  slugs are legal now『LIVE ALBUM』

 

来日ライブをしていた友人のアルバム。ライブアルバムなんだけど、もう単品の作品。刺激になる。

Johnny Foreigner  -  How To Be Hopeful

 

世界で一番良いバンド。来日とても嬉しかった。ああいうライブが出来たら良いよな、と本当に思う。

Kiasmos  -  II

 

それぞれ個人ではライブを見たことがあったのだけど、Kiasmosとしては念願だった。ダンスミュージックをここまで静かにやるのはさすが。

そして、自分もアルバムを出しました。

全編インスト。これをアンビエントと呼ぶか迷うのですが、他に説明が難しいのでそういうことにしてしまっています。

 

来年は普段のような音楽以外の発表も控えていて、まだまだ頑張ります。

Ukas  -  I Went But Didn't Stay There

最後に

ここまで最後まで読んでいただけた方には、私は昨年大変お世話になったはずです。

大変お世話になりました。

 

今年も何卒よろしくお願いいたします。